「勉強をいくらしても国語ができるようにならない!」と悩んでいませんか?
国語という教科はセンスが最も影響する教科といわれます。たしかに、得意な者はたいした努力もしなくても高得点を取り、できない者はどんなに努力してもできるようにならない。だから国語のできない人間はいつも悔しい思いをします。
国語が得意になれば、受験が大きく変わる!
戦力としての国語の性質
国語は得意にしてしまえば、本番では算数よりも安定的な戦力です。算数は、塾で普段解いている問題と実際の入試問題とでは学校によって大きく乖離するため、「本番にかぎって、しくじった!」ということはよくある話です。 しかし国語はそういうことはあまりありません。国語が得意であれば、いつでも計算できる得点を取ることでしょう。もし算数にアクシデントがあっても、それをカバーし、軽々と得点を積み重ねることができます。 したがって国語を得意にすれば、多少の失敗があっても 総合点で合格をぐっと引き寄せることができます。
国語は算数よりも安定的な戦力!
得意になってしまえば、あとは維持をするだけ
もしあなたの子供が現時点で国語が得意だったら、はじめから大きなボーナスポイントをもらって受験に臨めるようなもの。すごく有利に受験を進めることができます。 しかも国語という教科は、一度得意になればあとはそれほど大変ではありません。算数・理科・社会といった他教科は、常にレベルアップが求められ、新しく積み重ねることが要求されます。毎週・毎日勉強に負荷をかけられ、厳しい日々を強いられます。 それに比べれば、国語はずっと少ない努力で得点力を計算できます。一度得意になれば、あとはメンテナンスの問題であったりします。精神的にもストレスはすごい違いなのです。
国語は得意になった後の負担が少ない!
国語が苦手だったら、算数で相当取れるようにならないといけない
もし「国語が苦手なので算数でカバーする」という作戦を取る方は、国語と同じ感覚で算数を見てはいけません。前述したように算数は本番で意外に取れないのです。 例えば過去問をやって国語が合格点よりも10点少ないとしたら、「算数で10点多く取ればいい」と考えるのではなく、15点から20点カバーするくらいの考えでちょうどよいのです。 算数は安定性の面では劣るので算数で国語をカバーするなら、厳し目見て多めに取る覚悟が必要です。
しかし国語を得意にするのは簡単なことではない!
私はどうだったかというと…
ここで私の話をします。 私は、実は子供のとき国語は全然できませんでした。偏差値でいえばいつも40前後をさまよっている感じでした。4科の中で国語だけが飛び抜けて成績が悪く、それが最後まで続き、結局国語のせいで行きたいと思った志望校は皆落ちてしまいました。 私は地元の公立中学に行くことになりました。 悔しくて泣いたあの日のことは忘れられません。
苦手になってしまった者を救う国語の特効薬が、世の中に圧倒的に少ない!
一度苦手になってしまった受験生を救う指導法というのは、中学受験の世界には非常に少ないというのが、私が長年指導をしてきて感じる印象です。 というのも受験のための国語を指導するのは、難しいのです。私の経験でも、算数の指導法は2・3年である程度のやり方は見えてきた印象でしたが、国語は確立した印象を持つのに10年以上かかりました。 毎年出版されている本などを見ても、国語の指導法で頷けるものは非常に少ないと感じます。
苦手になった生徒を引き上げる指導法は、国語に関してはなかなか見つからない!
国語を得意にする指導法を確立!
全員偏差値10以上アップした!
私が指導を始めてから10年目くらいから国語の指導に手応えを感じはじめました。そしてついに13年目の年に家庭教師生徒(週1回以上6ヶ月指導)全員が偏差値10以上アップを記録し、またほぼ全員が第1志望校に合格することができました。みな偏差値30台40台50台前半の国語を苦手にしていた生徒です。 それ以降、この方法をベースに国語を指導しています。習得してもらえれば、どんな生徒でも国語は得意教科に変わるだろうという確信を持っています。 偏差値10変われば、受験は全然変わります。生徒本人の顔つきすら、自信のある眼差しに変わってきます。それを喜びに、今日も指導しています。
読解はシステムを変えなくてはいけない!
私が開発した指導法は、国語の苦手な受験生を理解した指導法です。 「解釈をどれだけ深めるか」という従来的な指導法とは異なるもので、「自分の中に読解システムを構築する」という指導法です。 誤解を恐れずいいえば、学問というよりは「読解という仕事を効率的にする方法」で、印象としては「純粋な国語」というよりかは「少し算数っぽい国語」です。 ゲームっぽい要素があるので、国語に対して強い苦手意識を持っている人でも前向きに楽しんでもらえることが多いです。 それでいながら、「文章把握力」や「コミュニケーション能力」・「記述力]・「論理力」・「効率的に仕事をすすめる能力」といった将来につながる実力をつけることができます。
国語記号化読解術(私の指導法)の特徴
- 「読解システムの構築」が目的!
- 読解という仕事を効率的に進める方法を教える!
- 算数っぽい国語指導法!
- 国語をゲームと見立て、勝ち方を教えるから面白い!
- 文章把握力やコミュニケーション能力など将来に活きる能力も伸ばす!
このブログで言いたいこと(目的)
自分の指導経験から得たもの、感じたものを話していきます。
このブログは、国語の読解をテーマに書き進めていきます。国語は克服できないと諦めつつある方にも希望を得ていただけるように、「どうしたら国語ができるようになるか」を指導で裏打ちされた経験をもとに解き明かしていきたいと思います。 様々な読解のコツや勉強法なども書いていきますので、ぜひご参考にしてください。
受験を通して、親子とも成長してもらいたい。
中学受験というのは、多くのお子様にとって初めての本格的な受験です。経験のない試練を乗り越えなくてはいけません。 また殊に中学受験というのはその後の受験と違い、「親子で取り組む受験」という性質があります。直接的には子供の受験ですが、親のサポート次第でいくらでも結果が変わってくるからです。 それだけに、次々現れる困難に立ち向かうたびに、また失敗を味わうたびに、反省と教訓を得て成長していく貴重な機会とも言えます。真剣に取り組めば取り組むほど、試練は教訓を与えてくれます。 中学受験という二度とない機会から、その後の人生に役立つ学びを得てほしいと思います。
国語という教科のために、将来の可能性にフタをしないでほしい!
国語の苦手意識というのは、その後の人生に大きく影響します。 言うまでもなく、国語はすべての学問のベースにあります。「国語は苦手」「文章が読み取れなかった」という受験時代の事実と能力不足は、当然その後の学習スピードや自信につながっていきます。国語の苦手な受験生がその後勉学から離れていくのでは、なんのための中学受験かわかりません。 しかし指導を通してわかることは、国語の偏差値はもともとある才能や能力(頭の良さ・吸収力)の違いを反映しているものではないということです。偏差値40くらいの人も60くらいの人も能力的には大きくは変わらないという印象です。 どちらかといえば「要領を知っているかどうか」の違いと感じます。実際に同じ人間が、テクニック(技術)を教えただけで偏差値が全然変わってくるのですから。 だから、国語という一教科のために将来の可能性にフタをしないでほしいと思います。実は私がそうでした。私の少年時代のような子供をもう出したくないのです。 むしろ、国語の本当の学習によって、将来有利に人生を送ってもらいたい!これが国語指導者としての私の願いです。 その一助になれるものとして、当ブログを書きたいと思います。